大阪市議会、自民会派が分裂 新会派は維新と協調も示唆

維新自民

本多由佳
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 大阪市議会(定数83)の自民党市議団の3人と市民第一の2人が26日、新会派を結成する意向を表明した。「自民の大所帯では小さな意見が反映されなかった」ことなどを理由に挙げた。自民党は離党しないが、政策によっては大阪維新の会(40人)との協調もあり得るとの考えを示した。維新は市議会で過半数を持っておらず、新会派が議案採決の行方を握る可能性もある。

 新会派は「自由民主党・市民とつながる・くらしが第一」。自民からは太田晶也、田中宏樹、荒木幹男の3氏、市民第一からは武直樹と松崎孔の両氏が参加する。幹事長に就く太田氏は同日の記者会見で、「自民では議論できなかった選択的夫婦別姓などに取り組みたい」と語った。また、市内の人口10万人以下の行政区のあり方を検討する有識者審議会の創設を目指すとした。

 太田氏は「維新とも調整し、いいものはいいと堂々と言えることを目指す」とも強調した。新会派メンバーの一人は「他会派を揺さぶりたい思いもある」と打ち明ける。

 自民市議3人はすでに離団届を提出し、27日に受理される見通し。離党はせず、次期衆院選も自民の候補者を支援するという。府連幹部は市議団の分裂について、「市議団の新体制の人事への不満が引き金だろう。衆院選を前に、かなりイメージが悪い」と話す。(本多由佳)