人工呼吸器使うと薬で意識薄れる→6割知らず 東大調査

新型コロナウイルス

市野塊
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 新型コロナウイルス感染症で重症化したときに人工呼吸器を使う場合、薬で意識がない状態になることを知らない人が約6割にのぼった。東京大などのチームによる調査で明らかになった。チームは重症化後の状態を知ってもらい、感染予防に備えるよう呼びかけている。

 調査は昨年12月17~21日、インターネットで全国の20~89歳の男女2239人を対象に実施した。

 調査結果によると、重症化時に人工呼吸器を使う可能性があることは、93・1%が知っていた。しかし、装着時などに薬を使って意識を薄れさせることを、知らない人は58・1%。ECMO(体外式膜型人工肺)の装着中は意識が薄れ、コミュニケーションをとれないことは、48・3%が知らなかった。

 自分や家族が重症化した時の治療方針については、話し合ったことがないとしたのが87・8%だった。

 調査をまとめた東京大医科学研究所の神里彩子准教授(生命倫理政策)は「新型コロナの変異株が若い世代にも広がり、急に重症化することもある。どういう状況になるのか理解して、感染予防や、もしもの時に備えるなどの行動変容につなげてほしい」と話す。(市野塊)

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