体育館は?図書館は? 宣言中、都内で閉鎖する公共施設

新型コロナウイルス

高田誠
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 新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受けて、東京都内の各自治体は公共施設の閉鎖や利用時間の短縮などの措置をとった。5月11日までの宣言期間中、多くの施設が対象となるため、年代を問わず、市民生活に大きな影響を及ぼすことになる。

 大型連休中に多くの利用が見込まれていた運動施設。新宿区は、区立のスポーツセンターなど屋内の運動施設を休館し、屋外の野球場などは利用時間を午後8時までに短縮する。港区はスポーツセンターを休館。文京区は、区立のスポーツセンターや体育館などの運動施設を屋内外問わず、青梅、羽村、福生の各市も体育館などの施設を5月11日まで原則休館とする。

 立川市は、体育館などの施設が原則利用できないが、全国大会の出場権がかかるようなスポーツ大会は、主催者と市が協議して無観客で行う場合もある。

GW中、子どもの遊び場も閉鎖

 練馬区は、運動場のほか、区立美術館なども5月11日まで休業する。ただし、練馬文化センターなど一部施設の無観客利用や、子どもや高齢者、障害者向けの施設は運営を続ける。

 子どもの遊び場の関係では、豊島区のとしまキッズパーク、南池袋公園とイケ・サンパークの芝生広場が終日閉鎖になる。

 普段から静かな空間の図書館も、制約を受ける。

 新宿区は開館時間を午後8時までとし、朗読会などのイベントは全て中止。渋谷区は本や雑誌の閲覧を中止し、予約した本の貸し出しや返却のみ、午後5時まで受け付ける。

 文京区稲城市は、図書館の閲覧席を撤去するものの、入館して本を選んで借りることはできる。稲城市の担当者は「緊急事態宣言下のステイホームなら、むしろ読書をしてほしい」と話す。

八王子の博物館はオープン延期

 文化庁の日本遺産に認定され、高尾山の物語などを紹介する東京都八王子市の「桑都日本遺産センター 八王子博物館」(愛称・はちはく)のオープンが29日から延期されることになった。センターは、JR八王子駅南口のサザンスカイタワー八王子3階につくられ、開館を準備していたものの、緊急事態宣言を受けて延期が決まった。

 はちはくには「霊気満山 高尾山」「滝山城と八王子城」「八王子のまちと人々」「桑都と織物」などをテーマに、八王子の歴史や文化、自然を史料や映像、体験などを通して楽しく学べる。入場無料。

 開館日は宣言解除後になるが未定。商業施設の空きテナントを利用した施設だけに、にぎわいが見込まれてた。26日の内覧会で関係者を案内した市文化財課の菅野匡彦課長は「大型連休には家族連れなどに来てもらい、歴史に興味のない人たちにも訪れてほしかった」と残念そうに話した。(高田誠)

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