江戸時代から続く伝統製法 霧島で春の黒酢仕込み始まる

ライター・寺師祥一
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 鹿児島県霧島市福山町で、黒酢の仕込みが始まった。一つの壺(つぼ)の中で発酵から熟成までを行う江戸時代から続く伝統製法。仕込みは春と秋の年2回で、春の仕込みは6月末まで行われる。

 町内10カ所に計5万2千本の壺を並べる坂元醸造。4人1組の職人が壺(54リットル入り)に米こうじ、蒸し米、地下水を手際よく入れる作業を続けていた。

 仕込んだ黒酢が商品として市場に出回るのは1年以上先になる。「壺畑」に隣接するレストランからは、仕込みの様子や錦江湾桜島を一望できる。

 同社の坂元宏昭醸造技師長は、「昔ながらの製法で良いものをつくり続ける。それが私たちの使命です」と話している。(ライター・寺師祥一)