祝典余興の琉球「大角力」大会 組み合い、大勢が観戦

沖縄タイムス・城間有
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 戦前の沖縄の人や風景を写した写真165枚が、朝日新聞大阪本社(大阪市)で見つかった。戦前の沖縄の写真は戦災で多くが失われ、まとまった形で見つかるのは珍しい。その中から選んだ写真を紹介する。

 1936(昭和11)年ごろの角力(すもう)大会。たくさんの人が観戦している。写真の裏には「祝典余興の琉球大角力」と書かれている。四隅に柱を立て、ひもをめぐらせる土俵の形は、那覇市の波上宮(なみのうえぐう)の波上宮祭で開かれる角力大会と似ているが、特定はできていない。

 琉球の角力は互いに組み合ったところから始め、相手の背中を地面につけると勝ちになる。現在は柔道着のような服を着て戦うが、当時の服は違っていたようだ。現在の波上宮祭の角力は、四隅に紅白の布を巻いた柱を立て、ひもではなく万国旗をめぐらせている。(沖縄タイムス・城間有)