「性的指向、上司が暴露」神経症になり退職、労災を申請

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井上昇
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 本人の同意なく勤務先の同僚に自らの性的指向を暴露される「アウティング」の被害を受け、神経症を発症し退職した20代男性が27日、池袋労働基準監督署に労災を申請した。アウティングは昨年改正された法律でパワハラにあたるとしており、労災認定されるかどうかに注目が集まる。

 男性は2019年5月、東京都豊島区の保険代理店に入社した際、同性パートナーの存在を会社側に打ち明けた。「必要があれば自分のタイミングで(同僚に)言う」との約束だったが、上司が勝手に同僚に明かしていたことが判明。男性は神経症などを発症し、後に退職に追い込まれた。

 男性はアウティングを禁じる条例がある豊島区の窓口を通じて会社と交渉し、昨年10月に和解が成立。和解内容に「会社がアウティングを認める」ことも含まれており、労災申請の際にアウティングの有無について争いはなかったという。

 厚生労働省が定める労災の認…

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