弘前大病院に「女性アスリート外来」開設 青森

林義則
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 体の不調やけがに悩む女性選手の診療にあたる「女性アスリート外来」が、弘前大学付属病院に開設された。整形外科や産婦人科、リハビリテーション科の医師がチームを作り、月経トラブルや骨粗鬆症(こつそしょうしょう)など女性アスリート特有の健康問題にも対応し、選手の競技力向上をめざす。

 女性アスリート外来の開設は県内の総合病院で初めて。3科合同で4月に開設され、管理栄養士や理学療法士を含めたチームが、種目の特性や試合日程など選手一人ひとりに配慮した治療でサポートする。

 体重の増加を抑えるための食事制限や激しいトレーニングによる栄養不足がもとになる無月経、骨粗鬆症といった症状のほか、月経前症候群スポーツ貧血、産後のスポーツ復帰などの診察、相談にもあたる。

 診療は予約制で、スポーツドクターの資格を持つ女性医師らが診察を担当する。27日の記者会見で、産科婦人科学講座の横山良仁教授は「産婦人科をまっすぐ受診することにハードルを感じる女性もいる。アスリート外来を気軽に受診して、最高のパフォーマンスを発揮して欲しい」と呼びかけた。「ホルモン的な治療を交え、内面からサポートしたい」と話す。

 リハビリテーション医学講座の津田英一教授は「女性特有の背景も含めた治療で復帰を早め、再発を防ぎたい。選手や指導者に知識が広まれば、予防にもつながる」と期待を込めた。(林義則)