口元くっきり透明マスクで意思疎通 聴覚障害者らが開発

新型コロナウイルス

大野宏
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 口元や表情が見える「透明マスク」を、京都府綾部市聴覚障害者関係者グループ「あやべネットワーク」と住友理工(愛知県)グループが共同で開発した。900枚が府下の関係機関の窓口、聴覚障害者団体などに配布される。

 聴覚障害者手話通訳は手話に加え、相手の口の動きや表情を見て意思疎通を図る。新型コロナウイルスの影響でマスク着用が一般化し、手話を正確に伝えにくくなってきている。そこで、同ネットワークが、社会貢献を目指す同社グループとともに新たに開発を進めていた。

 透明フィルムで鼻周りも含めて覆う構造が特徴。前面のフィルムは曇らない仕様だ。透明のフェースシールドでは完全に防げない飛沫(ひまつ)も、防げるという。あご付近には不織布を使っており、呼吸も楽にできる。

 27日に綾部市の住友理工ホーステックス本社で贈呈式があり、ネットワークの野田和博代表は「手話には手の形が同じで、口の形で見分けるものもあり、非常にしんどい状態になっている。綾部から透明マスクを広めて、気持ちよくコミュニケーションできる環境を作りたい」と手話通訳を通して話した。(大野宏)

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