夕飯はポテチ 2歳虐待死受けた困窮女性調査で出た実態

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芳垣文子
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 「夜ごはんはポテトチップスやチョコレートを買って食べていた」「しょっちゅうリスカ(リストカット)してた。死んだらラッキーと思っていた」――。札幌市が困難を抱える女性に聞き取り調査をしたところ、こんな実態が浮かび上がった。女性たちには厳しい状況にも困っているという意識が乏しく、行政がどのように支援していくかが大きな課題だ。

 札幌市では2019年6月、当時2歳だった池田詩梨(ことり)ちゃんが、同居していた母親(23)と交際相手の男(26)から十分な食事を与えられずに死亡する事件が起きた。市の検証報告書によると、母親は16年の妊娠判明時に18歳で、経済的に困窮していた。同市東区健康・子ども課の母子保健担当の保健師は積極的な支援が必要な妊婦と判断したが、同じ課内の連携が十分でなく、支援対象にならなかった。

 こうした内容を踏まえて市は昨年10~12月、困難を抱えたり困窮の経験があったりした10~40代の女性4人と、六つの支援団体にヒアリングをした。家に居場所がなかったり、経済的に厳しい状況に置かれたりした経験が率直に語られ、自己否定感が強い実態が浮かび上がった。

親は給食費払わず、でも「問題ない」と認識

 「夜ごはんはテーブルに置いてある千円ほどを持って、弟と一緒にポテトチップスやチョコレートを買って食べていた」

 「お金が必要でも親には何も…

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