ボールが飛んだ先「火事だ」 球児ら連係、被害とどめる

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屋代良樹
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 ボールが飛んだその先で、アパートの一室が燃えていた。グラブをはめた球児らは、現場に向かってグラウンドを駆け出した。

 1月26日の午後5時半ごろ、熊本県立八代工業高校=八代市=の野球部はグラウンドで練習をしていた。ノックを受けていた右翼手の田口雅人さん(16)=現2年=は、センター方向へ放たれたボールを目で追った。

 目線の先にあるアパート2階の窓の中で、オレンジ色の何かがゆらゆらとしていた。「あれ、火事じゃないですか」。即座に上級生に知らせると、当時の副部長でノックを打っていた山崎謙介さん(25)も火事に気づき、練習を中断。山崎さんは119番通報をしながら現場へ走った。

 二塁手の吉田晴斗さん(17)=現3年=が真っ先に現場近くに駆けつけていた。近所の玄関ドアをたたき、「火事ですよ」と知らせた。「人を死なせたくなかった」

 山崎さんが現場の部屋に到着…

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