ミャンマーの競泳選手、五輪を辞退「夢に執着できない」

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バンコク=乗京真知
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 東京五輪への出場が見込まれていたミャンマーの競泳選手が、出場を辞退する意向を表明した。クーデターを起こしたミャンマー国軍の弾圧で750人以上が犠牲になるなか、「国軍が支配する国の代表は引き受けられない」と考えたという。IOC(国際オリンピック委員会)に対して、ミャンマーの参加を認めないよう求めている。

 出場辞退を決めたのは、競泳男子自由形のウィンテットウー選手(26)。4月10日、フェイスブックで「国軍のもとでの出場は望まない」「国民の血にまみれた国旗の下では行進しない」と発表した。

 6歳から水泳を始めたウィンテットウーさんは、自由形で50メートルを22秒台で泳ぐ国内トップクラスの選手だ。2019年12月の大会で国際水泳連盟の標準記録を突破し、五輪出場が確実視されていた。

 移住先の豪州で練習を続けてきたが、今年2月1日に起きたクーデターと、国軍による弾圧に憤り、抗議のための出場辞退を決めたという。

「アスリートとして世界に呼びかけできる」

     ◇

 4月27日、オンライン取材に応じたウィンテットウーさんは、次のように話した。

 ――いつ出場辞退を決めたの…

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