両陛下、全国植樹祭にリモートで参加へ 「お手植え」も

杉浦達朗

 宮内庁は27日、5月30日に島根県で開催される第71回全国植樹祭について、天皇陛下が東京からオンラインで出席すると発表した。皇后雅子さまも体調が良ければ同席する。全国植樹祭は両陛下の定例地方訪問「四大行幸啓」の一つで、お二人がオンラインで出席するのは初めて。

 この行事は、両陛下が苗木を植える「お手植え」が恒例。今回は事前に島根県から東京に運ばれ、式典当日、両陛下が鉢に苗木を植える様子をライブ映像として流すことを検討している。その後、東京から島根に苗木を運び、現地で植え替える予定。

 宮内庁によると、こうした方法は1968年の秋田県での第19回植樹祭を参考にした。当時は式典直前に十勝沖地震が起きたため、昭和天皇は現地訪問を取りやめ、皇居で植えた苗木を後日秋田に運んだ。

 同庁や島根県によると、県内での感染者拡大は抑えられているが、全国植樹祭は出席者を4千人から1千人に減らすなど規模を縮小して開催する。(杉浦達朗)