マンションで女性死亡、ベランダにはしご 階下では出火

【動画】大阪府大東市の女性殺害事件 直下の部屋で火災=近隣住民提供
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 28日午前7時ごろ、大阪府大東市谷川2丁目のマンションの3階の部屋で、女性が血まみれで倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された。頭部などに複数の傷があり、大阪府警は殺人事件とみて捜査。ほぼ同じ時刻に真下の2階の部屋で火災が発生し、中にいた男性が死亡した。府警は目撃情報などから、この男性が事件に関与した疑いがあるとみて調べている。

 府警によると、死亡した女性は、3階の部屋の住人の大学生、吉岡桃七(ももな)さん(21)。男性は2階の部屋の40代の住人とみている。

 同日午前6時55分ごろ、「マンションから女性の叫び声が聞こえる」と110番通報があり、四條畷署員が駆けつけた。吉岡さんは顔や後頭部に硬いもので殴られたような痕があり、ベッドの横でうつぶせに倒れていたという。

 2階の部屋での火災は同じ頃に発生。署員が消防に連絡し、部屋に入ると男性が倒れていた。目立った外傷はなく、一酸化炭素中毒で死亡した可能性が高いという。火は約1時間半後に消し止められた。

 捜査関係者によると、2階と3階の部屋のベランダをつなぐように、はしごがかけられていた。近所の住民がはしごを移動する人影を目撃し、服装の特徴が2階で倒れていた男性のものと似ているという。

 また、吉岡さんの部屋からは、血の付いた工具が見つかった。府警は男性が部屋に侵入し、吉岡さんを襲った疑いがあるとみている。

 近くのマンションに住む40代の男性は午前7時20分ごろ、火災を目撃した。「バチーンという爆発音が4、5回聞こえ、2階の部屋が燃えていた。ベランダにはしごがかかっていたので、避難に使ったのかと思った」と話した。

 事件があったのは、JR学研都市線住道駅の北東約1キロの住宅街の一角。近くには中学校や病院、公園などがあり、現場のマンションの前には幹線道路が通る。

 近くに住む女性会社員(48)は朝起きた際、焦げ臭いにおいがするのに気付いた。外に出ると、マンションから火と煙が出ていた。その後、すぐにパトカーや救急車が次々に到着したという。

 マンションは5階建てで、2階と3階のベランダ部分を覆うようにブルーシートが張られ、警察官が出入りした。

 現場を通りかかった男性会社員(22)は「騒がしくて何事かと思った。この付近で今まで大きな事件はなかったので不安です」。近くの飲食店で働く女性(50)は「何かが焼けるにおいがした。早く解決してほしい」と話した。