成長の機会ととらえています #コロナを生きる言葉集

新型コロナウイルス

小川裕介
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 これからに生かせる、成長の機会ととらえています。(日本航空ふるさとアンバサダー・酒井麻衣さん)

#コロナを生きる言葉集

 日本航空(JAL)客室乗務員(CA)の酒井麻衣さん(31)は昨年10月、ふるさとアンバサダーとして地元九州に赴任した。新型コロナウイルスによる減便の影響で乗務する回数が減る中、ふるさとアンバサダーの社内公募に手を挙げた。今年4月、福岡空港で鮮魚を売り出す同社初の試みに参加し、いまの仕事をどう考えているかとの記者の問いに即答した。

 もちろんコロナ禍での乗務機会の減少に、落胆がなかったわけではない。

 CAは幼い頃からの夢。2013年に入社後は、羽田空港を拠点に世界各地を飛び回ってきた。

 だがそんな生活は、昨年3月ごろから一変した。乗務は激減し、テレワークが増えた。語学力を磨いたり、後輩の指導をしたりしてきたが、状況は変わらなかった。

 入社以来、「YESの発想」を教えられてきた。どんな状況にあっても、顧客からのあらゆる要望をポジティブに受け止め、少しでも希望に沿えるよう努力してきた。だから、ふるさとアンバサダーの仕事も「地域のことを知る良い機会」ととらえた。長崎県出身の自分に、できることがあるのではないかと考えた。

 新しい職場では、長崎県平戸市の宿泊イベントにアイデアを出したり、同県諫早市の菓子店の商品開発に協力したりしている。地域の人と密接にかかわる機会が増え、社内でもCAでは直接関わることがなかった営業などの職種の人たちと仕事をすることも増えた。

 機内で乗客を迎えるCAの仕事は、大勢の社員たちが汗をかいて運んだバトンを託された最終走者なんだという気づきも得られた。

 約1年後には再び乗務の現場に戻る。

 「乗務の時間を当たり前だと思わずに、一瞬一瞬を大切にしたい」(小川裕介)

     ◇

 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。

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