トヨタの世界販売台数、3月は過去最高 HV伸びる

千葉卓朗
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 トヨタ自動車が28日発表した3月の世界販売台数は、前年同月比44・2%増の98万2912台で、単月の過去最高を記録した。2020年度の世界販売は、前年度比4・0減で微減にとどまった。「脱炭素」の流れが世界的に強まり、電動車の販売が伸びた。

 前年同月(20年3月)は新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、世界各地で販売が急減した時期。今年3月の販売台数はその反動が出て、前年比で大幅増となった。市場別では、北米が83・2%増の28万4919台、中国が63・7%増の16万6611台だった。

 20年度1年間の世界販売は前年比4・0%減の908万7303台だった。このうち昨年10月以降の下半期は前年同期比12・4%増の507万6千台。上半期のコロナの落ち込みを下半期で盛り返した。

 販売を下支えした要因の一つがハイブリッド車(HV)を含む電動車だ。販売台数に占める電動車の割合は約24%で、前年度比約4%増。電動車比率が3~5割台と元々高い日本や欧州に加え、1割台だった中国や北米も20年度は2割近くに伸びた。各国で強まる「脱炭素」の流れが消費動向に影響。HVを得意とするトヨタの追い風になった。(千葉卓朗)