意識するのは東京ではなく… 大阪の「知的創造拠点」

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聞き手・生田大介
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 企業人や研究者ら様々な人が集い、イノベーションを起こす――。そんなねらいで大阪中心部に設けられた「ナレッジキャピタル」。代表理事を務める宮原秀夫・元大阪大学総長(77)は、「東京を意識せず」にベンチャーを育てる考えを示す。関西ならではの土壌を生かして経済を活性化するにはどうあるべきか。処方箋(せん)を尋ねた。

 ――ナレッジキャピタルは、JR大阪駅直結の「知的創造拠点」と言われています。どんな施設ですか。

 「多様な人たちが交流できる会員制の『ナレッジサロン』と、企業の試作品などを展示する『ザ・ラボ みんなで世界一研究所』のほか、ベンチャー企業向けのオフィスやイベントスペースなどがあります」

 「(関西の大企業など)13社で運営し、公的な資金は一切受けていません。これほど知的集積がある場所は東京にもない。これだけ広い更地(旧国鉄梅田貨物駅跡地)があったからこそ立地できたわけです」

 ――開業から8年たちました。これまでの成果をどう見ていますか。

サロンの年会費は高額ですが、人気があるそうです。宮原さんは「大阪人の知的好奇心は高い」と言います。

 「サロンの会費は年10万円…

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