ファンと市民の場に 関西将棋会館の高槻市移転で覚書

寺田実穂子
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 大阪市福島区にある関西将棋会館大阪府高槻市に移転することについて、日本将棋連盟佐藤康光会長)と高槻市(浜田剛史市長)が28日、覚書を締結した。新会館は、2023年度中の完成を目指している。

 佐藤会長と浜田市長は、関西将棋会館で書面に署名した。覚書には、移転先として、JR高槻駅西口近くにある市有地「JR高槻西滞留所」(芥川町)と明記した。佐藤会長は「将棋ファンと高槻市民のみなさまが身近に楽しめる場所として、移転の手続きをすすめたい」、浜田市長は「日本が世界に誇る将棋文化の振興に市がその一助となることを誇りに思っている」と話した。

 式後の記者会見では、市からの提案として、固定資産税都市計画税の免除、ふるさと納税制度を活用した建設費用の寄付募集協力が発表された。今年夏ごろに正式合意書を締結する。

 現在の会館は1981年に完成。鉄筋コンクリート造り5階建てで、対局室のほか道場や売店がある。近年は、老朽化のため建て替え時期にあったが、19年、「将棋のまちづくり」を推進する同市から連盟関西本部へ移転の打診があった。今年2月に連盟が臨時総会で同市への移転を決めていた。(寺田実穂子)