夫婦別姓や同性婚、「裁判官は広い視野で」 最高裁長官

阿部峻介
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 大谷直人・最高裁長官憲法記念日の3日を前に会見を開き、夫婦別姓同性婚を認めるよう求める裁判が相次いでいることについて、一般論としつつ「裁判官は新たな社会的問題について広い視野で判断することが求められる」と語った。「仕事や生活を通じて自律的に識見を高めるのが重要」とも述べた。

 事件の概要メモやチャートを傍聴人に配るなど最高裁弁論のやり方が近年変わってきたことについては、「国民により身近な司法をどう実現するかに関連して(内部で)議論され、実践されてきた」結果だと説明した。最高裁の弁論は「儀式的でわかりにくい」という指摘が以前からあった。

 英国のような弁論のネット公開については、国ごとの法制度の違いをふまえて「慎重に議論を深めないといけない」と述べるにとどめ、わかりやすい弁論に向けた「(現在の)試みの定着をみていく」とした。(阿部峻介)