女子高校球児も甲子園へ「すべてが変わる。大変な意義」

[PR]

 今夏、甲子園球場で高校女子の選手権大会決勝が開催されることになった。会見の主な内容は次の通り。

 全日本女子野球連盟・浜本光治副会長 「1997年に第1回大会が開かれました。いつかは夏の大会の決勝を甲子園でという夢がありました。男子の高野連との協議を経て、阪神甲子園球場の支援もあり、四半世紀の節目でもある第25回大会の決勝が甲子園で開催される運びとなりました」

 全日本女子野球連盟・山田博子会長 「朝日新聞社、阪神甲子園球場日本高校野球連盟の支援をもらい、選手権大会の決勝を甲子園で開催することになった。甲子園球場で野球をやりたかった女子選手たちの思いが、たくさんの皆さんが協力して実現したことを大変うれしく思う」

 丹波市・林時彦市長 「女子選手が甲子園で決勝をやることを目標に練習して頑張ってくれることをうれしく思う。先輩も喜んでいる。ますます競技が盛んになってほしい。丹波市としても一層バックアップしていきたい」

 ――男子の休養日が1日増えたのが大きな後押しになったのか

 朝日新聞社・山本秀明高校野球総合センター長 「以前から協議を進め、(男子の)選手権大会の期間中の、どこでできるのかを検討してきた。今回暑さ対策の一環として休養日を1日増やした。計3日間ということで、女子の決勝をそこでできるのではという流れがあった」

 ――改めて意義を教えてほしい

 山田 「女の子に生まれてきて野球をやっている子は、お兄ちゃんにあこがれて野球を始めた人が多い。女子ということで時には競技をあきらめたり、ほかの競技に進んだりすることもある。『子どもを甲子園で』という夢が絶たれる親御さんたちもいた。それが、すべてが変わる。あきらめなくてもいいという大きな一歩になる。甲子園に立てなかった女子の監督さんも、そこに立てる。大変意義がある」

 ――丹波市で7月24日~8月1日の日程で準決勝までがあるが、その日程は変わらないのか。また、決勝進出の2校は、準決勝後に自校へ帰るのか

 山田 「(準決勝までの)日程の変更は考えていない。決勝進出校は、いったん帰ることになる」

 ――来年以降はどうなるのか

 山田 「まずは1回やって、今後については終わってから協議をしたいと思っている」

 ――雨で男子の日程がずれた場合はどうなるのか

 山本 「順延の可能性もある。女子連盟と阪神甲子園球場と協議して決める」

 ――全国の女子球児に向けてメッセージを

 山田 「ここに立ちたかった先輩方の思いを引き継いで、2校にはなるが、そこを目指して頑張って下さい」

 ――女子のチームが増えている。どんな発展、影響を期待しているか

 山田 「野球をあきらめて別の競技をする人もいた中で、大きな目標になる。モチベーションになる。そういう場所を提供できることで、いまも増えている競技人口がますます増えていって、結婚して生まれた子どもにも野球を教えるという道筋もできる。女子が甲子園で野球というのはとても大きな意義があると思う」

Think Gender

Think Gender

男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]