「空間」テーマの企画展「疎密考」開催 5月30日まで

西岡矩毅
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 新型コロナウイルスの影響で、人と人との距離などが見直されているなか、和歌山市吹上1丁目の和歌山県立近代美術館で24日から「空間」をテーマにした企画展「疎密考」が開催されている。5月30日まで。

 企画展は、まばらを表す「疎」と隙間がない「密」を表現した65作家の作品計84点が並ぶ。人でにぎわう街並みや1人の人がたたずむ絵画、余白を大胆に取った日本画、立体作品……。コロナ禍で必需品となったマスクに招き猫などがあしらわれた作品もある。オルゴールも展示されていて、耳でも楽しむことができる。

 企画を担当した学芸員の藤本真名美さんは「新型コロナで人との距離感が変わった。この企画展で心地の良い空間を見つけてほしい」と話した。

 和歌山市の中井皓平さん(33)は妻で妊娠中のみゆきさん(36)と一緒に来場。「コロナには気を使うことが多くなった。久しぶりの美術館はゆっくりできた」と楽しんだ。

 観覧料一般520円、大学生300円。5月3日をのぞく月曜日と5月6日は休館。29日と5月29日のいずれも午後2時から学芸員による解説がある。5月30日には「クラシック音楽と疎密」と題したコンサート(入場無料)が予定されている。新型コロナウイルスの影響で中止する可能性がある。(西岡矩毅)