スノーピーク監修グランピング施設 小松島市にオープン
伊藤稔
アウトドア用品大手のスノーピークが監修したグランピング施設「スノーピーク グランピング 徳島 小松島」が16日、徳島県小松島市中田町にオープンした。目の前に海が広がるホテルに泊まりながらバーベキューやプライベートビーチでのアクティビティー、施設周辺でのトレッキングなど様々なアウトドア体験が楽しめる。
スノーピーク監修のグランピング施設は全国で4カ所目、西日本では初めて。小松島市の中山建設がまちづくりプロジェクトを立ち上げ、使われなくなった企業の保養所を改修し、運営する。
客室は2~4人用計9室あり、全室オーシャンビュー。ウッドデッキと芝生のエリアがあり、テントやハンモックなどの体験ができる部屋もある。食器やテーブル、チェアなどはスノーピーク製品だ。
たき火ができる専用ラウンジもあるほか、シーカヤックやSUP(サップ、スタンドアップパドルボード)といったアクティビティーやまち歩き、シイタケ収穫などの体験プログラムも楽しめる。料金は大人1人1泊5万5千円から。
開業式で中山建設の中山直治社長は「少しでも小松島の経済が回れば」とあいさつ。スノーピークの山井梨沙社長は「新型コロナウイルスの発生で、自然のなかで衣食住することや働くこと、遊ぶこと、学ぶことが本当の豊かさであることに世界中の人が気づいている」と話した。(伊藤稔)