目覚まして、帰国させたい…日本で抱いた夢暗転、事故に

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福家司
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 経済連携協定(EPA)に基づく介護福祉士の候補生としてフィリピンから来日し、香川県東かがわ市の高齢者施設で働いていた女性が昨秋、交通事故で重体になり、今も意識が戻っていない。家族は回復したら途中帰国させたいと望んでいるが、多額の渡航費用がかかり、施設側が賄うのは難しい状況だという。

 女性はドクヨゲン・マイラ・エステバンさん(28)。2019年6月に来日し、横浜で半年間の日本語研修の後、東かがわ市特別養護老人ホームで働いていた。事故は昨年10月27日夜、帰宅途中のマイラさんが国道11号を自転車で横断していて、乗用車にはねられた。脳に損傷を受けており、一命をとりとめたものの、意識の回復は望めない状態という。

 乗用車を運転していた男性は逮捕され、3月18日に罰金20万円の略式命令を受けたという。

 支援者の教会関係者によると、治療費は当初、在日フィリピン総領事館が負担していたが、労災認定され、マイラさんの加入していた自転車保険で弁護士費用もまかなわれた。ただ、入院しているのは療養病床で、脳への刺激や身体硬直を防ぐリハビリなどの積極的治療は行われておらず、支援者らは長期間の療養を前提に専門病院への転院も検討している。

 家族が望む帰国の費用につい…

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