美幌の森から甘いしずく メープルシロップを召し上がれ

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三上修
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 北海道美幌町でカエデの樹液を煮詰めてメープルシロップにする老夫婦がいる。まき釜で一昼夜かけて煮詰めた森のしずくは、あっさりした甘みが特徴だ。発売から10年余り。町のふるさと納税の返礼品にも採用され、人気商品となっている。

 メープルシロップをつくっているのは平野茂夫さん(84)と妻の祥子さん(79)、そして「町樹液研究会」のメンバーだ。樹液は2月末の暖かい日から4月20日ごろまで採取できる。イタヤカエデ約1500本とカラコギカエデ約1千本の幹にパイプを刺し、樹液を4リットルのペットボトルにため、メンバーらが集める。

 3台のまき釜に12個の大鍋を載せ、これに樹液を入れて炊く。あくをすくいながら40分の1ほどの量まで煮詰めて、糖度が50度になれば完成だ。祥子さんは「釜の火を絶やさないようにまきをくべるのは大変ですが、皆さんがおいしいと言ってくれるのが励みです」。これまでに1瓶120ミリリットル入りで約1300本作った。

 平野さんとカエデの出会いは…

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