資生堂、「D&G」と契約解消 350億円特損計上へ

江口英佑
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 資生堂は28日、イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ(D&G)」と結んでいた、香水や化粧品などを世界で生産・販売するライセンス契約を今年12月末に解消すると発表した。ただ、契約解消後の22年から少なくとも1年間は、D&Gの商品の生産・販売を続けることも検討しているという。

 資生堂は2016年10月に、欧米事業を強化するためにD&Gとライセンス契約を結んだ。しかし、コロナ禍で外出自粛やマスク着用が広がり、化粧品の売り上げが減って業績が悪化。20年12月期の純損益は116億円の赤字だった。特に欧米事業が不振で、収益を改善するため、非中核事業を売却する方針を示していた。

 契約解消に伴い、資生堂は、商標権の減損など350億円の特別損失を計上する見込みだ。

 資生堂は今年2月、シャンプーなどのブランド「TSUBAKI」をはじめとする日用品事業を、欧州系投資ファンドに1600億円で売却すると公表している。(江口英佑)