パワハラ被害は自分、でも現場戻りたい バスケHC告白

伊丹和弘
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 新潟アルビレックスBBの福田将吾ヘッドコーチ(HC)が28日、会見を開き、Bリーグが小菅学社長兼ゼネラルマネジャー(GM)を制裁したパワハラの被害者が自分だと明らかにし、HCへの復帰を訴えた。現状で法的措置は検討していないという。

 Bリーグは小菅社長がチームスタッフに人格を否定する発言をしたとして2日に譴責(けんせき)と制裁金の処分を発表。チームを運営する新潟プロバスケットボールは5日に記者会見を開き、小菅社長を無期限謹慎とし、社内調査を始めた。

 Bリーグがパワハラと認定したのは1月30日の2時間超の面談での暴言と31日に反省文を書かせた行為。

 福田HCによると昨年11月ごろから小菅社長との関係が悪化。パワハラ行為があったとして、12月30日にBリーグに通報した。1月30日には「みんなに信頼されてないよ」「人を殺したり、足を引っ張ることは許されない。俺が気付かないと思ったか」などと言われて嘔吐(おうと)し、過呼吸になり気を失った。31日には病院受診を促され、この日からHC代行が指揮を執るようになった。

 アルビBBは10月の開幕後も外国籍選手が入れ替わり、固定したのが12月。福田HCは「1月後半は連敗していたが、チームも固まり、徐々に上向いていた時期だった。思い当たる点はない」と話した。

 福田HCは小菅社長のパワハラ行為について「日本代表スタッフを含め国内外で様々なチームに携わったが、仕事に支障をきたす状態になったのは初めて。求めたのは環境改善であり、小菅社長の謝罪や処分ではない」と話した。会見した理由を「医師の診断では心身ともに問題なく、2月上旬に復帰を申し入れたが、これまでに実現しなかったため。契約は3年あるので全うしたい」と説明した。会社側は復帰の是非を決める時期として、当初は福田HC側にBリーグの裁定後と説明していたが、裁定後は会社側の調査終了後になった、とする。

 アルビBBは「会見の内容が分からないのでコメントできない」とした。伊丹和弘