トヨタ、米工場に870億円投資 脱炭素目標「近づく」
ニューヨーク=真海喬生
トヨタ自動車は28日、米インディアナ州の完成車工場に8億300万ドル(約870億円)を投資し、2車種の新型SUV(スポーツ用多目的車)を生産すると発表した。ハイブリッド車(HV)か電気自動車(EV)かなど詳細は明らかにしていないが、「(2車種が)多様な電動製品の品ぞろえに加わり、2050年までのカーボンニュートラルというトヨタの目標に近づく」としている。
2車種は「トヨタ」と「レクサス」の両ブランドから発売し、特定の条件下で手放しで運転ができる機能や、スマートフォンを使った遠隔駐車システムを搭載する。この工場では7千人が働いているが、今回の投資で新たに1400人の雇用が生まれるという。
トヨタは米国で販売する新車のうちHVを含む電動車の割合を、現在の2割強から25年までに4割に上げる目標を掲げている。(ニューヨーク=真海喬生)
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