緊急事態宣言下のGWがスタート 空席が目立つ新幹線

新型コロナウイルス

磯部征紀
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 新型コロナウイルスの感染拡大で4都府県に緊急事態宣言が出される中、大型連休が29日に始まった。東京駅では、旅行者や帰省者で混雑する光景は今年もなく、新幹線も昨年に続いて空席が目立った。

 東京都江戸川区の会社員男性(30)は、妻(29)とともに熱海(静岡県)に向かった。昨年は旅行を取りやめたが、今回は宣言前に予約していたため、行くことにした。都外への旅行は2年ぶり。「自粛が続いたので楽しみ。人混みは避けてゆったり過ごします」と話した。

 80代の母親の介護のために愛知県に帰省する千葉県印西市の男性(61)は「親が高齢なので感染が心配です。収束を願いますが、ワクチンが広がらないと」と案じた。

 JR東海によると、28日~5月5日の東海道新幹線の予約席数は15日現在で27万席。昨年の約2・2倍だが、コロナ禍前の2019年の2割弱にとどまる。午前10時までの東京発下り列車の自由席乗車率は「のぞみ」で20~60%、「こだま」は10%以下だった。(磯部征紀)

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