大学授業、オンライン併用シフト 学生アバター出現も

有料会員記事新型コロナウイルス

上野創、加藤あず佐、桑原紀彦、宮崎亮
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 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が出された東京と関西では、各大学が臨時休講やオンライン授業へのシフトといった対応を打ち出している。昨春と比べオンライン一辺倒ではなく、対面での授業をある程度維持する大学も目立つ。

 25日に緊急事態宣言の期間が始まった東京。新年度から授業の大半を対面としていた上智大は、26日から5月1日まで全授業を臨時休講にした。大型連休明けから宣言最終日の11日までオンライン授業にするための準備期間という。

 新年度に入って対面授業を増やしていた法政大は、市ケ谷(東京都千代田区)など3キャンパスの授業を原則的にオンラインに切り替えた。「残念ではあるが、教職員も学生も昨年のような混乱はないようだ」と広報担当者。約7割が対面だった青山学院大も、青山キャンパス(渋谷区)はオンライン中心に。明治大は宣言期間中、対面を約7割から3割に減らす。

 一方、慶応大は湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市)について「30日までに全ての授業をオンラインに移行」と決めたが、対面とオンラインが半々という三田キャンパス(港区)で今後も併用を維持する。三田は3、4年生と大学院生中心で、ゼミなど小規模な授業が多いことも背景にある。

 早稲田大も感染状況を注視しつつ、「対面7割を目指す」とした授業実施方針通りに対応する。広報課は「授業で感染が広がった例は確認できていないこともあり、今の方針を続けている。空調を整備し、教室の定員を減らすなど対策を徹底している」。同大法学部3年の中野龍太さん(20)は「友達に会えるから大学に通っているので、対面の継続はうれしい」と話す。昨年度はオンライン授業が続き、今年度から始まったゼミでは1年ぶりに顔を合わせた友人もいたという。

 東京理科大は対面とオンラインを併用しており、宣言を受け、対面授業では人数を教室の収容数の3分の2から2分の1に制限。実験や実習でも研究室に出てくる人数を原則半数に減らしている。

 先に感染が拡大した関西。関西学院大学(兵庫県西宮市)は県内の感染者数の急増を受け、15日から大教室の講義などをオンライン授業に移行した。ゼミや実験などの実習は、各学部の判断で対面授業を続けており、オンライン化するのは授業全体の6~7割になりそうだという。

 立命館大(京都市中京区)は19日から、大阪と京都、滋賀の3府県にある三つのキャンパスで授業を原則オンラインにした。30日までに予定されていたサークルやクラブの新入生歓迎企画も延期に。学生と大学が協力して作った仮想現実(VR)システムもあり、学生らは専用アプリでアバター(分身)を作って情報交換している。

 「原則的にオンライン授業」…

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