大統領「黙ってられぬ」 ちりばめられた中国への対抗心

有料会員記事

ワシントン=園田耕司、青山直篤、合田禄
[PR]

 バイデン氏が28日の施政方針演説を通じて強く意識していたのは、政権が「国際システムに挑戦する能力がある唯一の競争相手」と位置づける中国だった。随所に「中国」という言葉をちりばめ、「民主主義対専制主義」の体制間競争の考え方を前面に打ち出し、中国との競争に勝つ必要性を再三訴えた。一方で、山積する国内課題には巨額の財政出動で対処する方針を強調した。(ワシントン=園田耕司、青山直篤、合田禄)

 「(中国を)世界で最も重要な国にすることに極めて熱心だ」。バイデン氏は中国の習近平(シーチンピン)国家主席を「専制主義者」と呼んで、こう危機感をあらわにした。

 バイデン氏は習氏との過去の会話にも触れ、「我々は競争を歓迎する。衝突は望んではいないが、我々は全面的に米国の利益について守るつもりだ」とクギを刺したエピソードを披露。貿易問題に関し「中国国営企業への補助金やテクノロジー・知的財産の侵害など、米国の労働者や産業にダメージを与える不公正な貿易慣行には立ち向かう」と強調した。

「我々が開発し、支配しなければ」

 バイデン氏は、軍事・経済両…

この記事は有料会員記事です。残り2437文字有料会員になると続きをお読みいただけます。