「やれない言い訳は百万通りある」(小原篤のアニマゲ丼)

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 「コロナの中で何がやれるのか、どうすればやれるのか考えて、それをやるだけです」と緒方恵美さん。「エンターテインメントを仕事にしている私たちは、お客さんに元気になってもらうのが使命。映画でも、ライブ活動でも、どうやったらお届けできるのか、今も、今までも、これからも、考えてあがくしかない。この本を出して、町の小さな本屋さんの助けに少しでもなればと、今は大量のポップを書いています」

拡大する写真・図版インタビューに答える緒方恵美さん=東京・飯田橋

 「エヴァンゲリオン」シリーズの主人公、14歳の碇シンジを約25年にわたり演じ続けた声優の緒方恵美さんが、初の自伝本『再生(仮)』(KADOKAWA)を4月28日に出したので、インタビューしました。声優・音楽活動・私生活、さながら3本のジェットコースターに同時に乗っているような激しい人生が、赤裸々に書かれています。「傷だらけでケモノ道をゆくような大変なことばかり。でもそれがなかったら今の私はここにいないし、シンジを演じきることもできなかったと思う」

 音楽一家に生まれ、ミュージカル俳優を目指したが椎間板(ついかんばん)ヘルニアで挫折。低い響きの声を「男役を演じると華がある」と評され、20代半ばで声優の道へ。1992年「幽☆遊☆白書」の蔵馬役でデビューしてたちまち人気者になりますが、所属事務所の青二プロダクションではセクハラパワハラに遭い(かなり生々しい上に事務所の名前が出てくるので読んでビックリ)、更には離婚も経験しました。

拡大する写真・図版緒方恵美さんの自伝「再生(仮)」(1870円、KADOKAWA)

 シンジ役のオファーは、既に…

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