阪神、13年ぶり4月首位確定 チェンが古巣から白星

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内田快
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 (29日、プロ野球・阪神6―2中日)

 阪神にとって、中日の本拠・バンテリンドームは「鬼門」だ。昨季は3勝9敗で、今季も前夜まで0勝2敗。だが、この左腕にとっては通算18勝7敗と相性のいい、かつての「我が家」。阪神に新加入したチェンが、10年ぶりの日本での白星を挙げた。

 1点リードの二回無死一塁。右打者の阿部の外角へ125キロの緩い変化球を投じた。「最大のピンチだった」と振り返った場面だが、うまく引っかけさせて遊ゴロ併殺打に仕留めた。

 台湾出身の35歳。2004年、中日でプロのキャリアを積み始め、09年に最優秀防御率のタイトルをとった。12年に海を渡り、大リーグで通算59勝。昨年9月、ロッテに入団した。

 そして、「セ・リーグは自分のプロ人生のスタートライン。いつか戻って再びプレーしたかった」と今季から縦じまに袖を通した。

 10年の時を経ても、球場との相性のよさはそのままだった。だが、投げっぷりは様変わりしていた。

 現役時代に対戦したことのある矢野燿大(あきひろ)監督は「俺らのころはもっと荒々しかった。コントロールもアバウトで力とキレで抑えていた」。いま、直球は140キロ台中盤がやっとで、かつてのような150キロ超の球威はない。その分、脱力して軽く投げるフォームから豊富な球種をコースに投げ分けた。

 打者のタイミングを外して6回1失点。無四球、二つの併殺打を打たせた。お立ち台では日本語で「久しぶりにナゴヤドームで投げることができて、すごくうれしい」と話し、中日ファンからも拍手を受けた。

 この勝利で2位巨人との差は1・5ゲームに広がり、08年以来、13年ぶりに4月を首位で終えることが決まった。

 ただ、チームは開幕以来、先…

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