メディアに未来あるか 阪神支局襲撃34年で5・3集会

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机美鈴
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 1987年に朝日新聞阪神支局で記者2人が殺傷された事件から、3日で34年を迎える。朝日新聞労働組合は翌年から「言論の自由を考える5・3集会」を開いてきた。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大のために中止し、2年ぶりとなる今年は初めてオンラインで開く。タイトルは「語ろうメディアの未来~萎縮と分断を越えて」。登壇予定のパネリストたちに、メディアの現状について考えを語ってもらった。

■「屈しないで」と言われても 武田砂鉄さん(ライター)

 出版社に約10年勤め、ライターとして独立したときには、ここまで政治や時事問題について言及する仕事をするとは思いませんでした。しかし、安保法制の議論に直面し、その後も「おかしい」と思うことが続きました。

 ラジオやツイッターで発言すると、「よく言った」「屈しないで頑張って」とお褒めの言葉を頂きますが、正直居心地が悪い。ズボンが脱げている人に「はいた方がいいですよ」と言うのに近いノリですから。

 でも、ひょっとしたら、今のメディアには、そんなレベルのことすらできていないのかもしれません。

 五輪の開会式を巡る報道で…

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