7年後、ダム湖に沈む集落 習俗に住民の写真…残す記録

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増田洋一
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 鳥海ダム建設で水底に沈む百宅(ももやけ)集落(秋田県由利本荘市鳥海町百宅)は「桃源郷」とも称される。弘法大師伝説やマタギ、本海獅子舞番楽(ほんかいししまいばんがく)(国の重要無形民俗文化財に指定されている民俗芸能)など、百宅に伝わる歴史や生活、文化をまとめた「百宅の記録」が刊行された。(《》内は記録誌からの引用)

 百宅集落は鳥海山のふもと、百宅川に沿った東西約4キロ、南北100~500メートルの細長い盆地にある。記録誌によると、遺跡の存在から平安時代には人が住んでいたとみられる。戦国期の軍記物にも村が登場し、長く人びとの暮らしが営まれてきたという。

 鳥海ダムは、子吉川の洪水被害軽減や水道用水供給などの目的で建設され、2028年度に完成する予定。集落の37戸と約100ヘクタールの農地は水没する。

 記録誌は、人びとの暮らしを描写している。

 《百宅は平年でも降雪量は3…

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