「空母はオタクではない」 中国、遠海訓練の正当性主張

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北京=冨名腰隆
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 「空母は引きこもりのオタクではない」――。中国国防省の呉謙報道官は29日のオンライン会見で、空母「遼寧」などの艦艇が今月、台湾周辺海域や南シナ海で訓練を実施したことについてこう述べ、港にとどまらず遠海での訓練を繰り返す正当性を主張した。

 遼寧の空母打撃群は今月上旬に母港である山東省・青島を出港し、台湾東側の海域から南シナ海へ進出、訓練を行った。26日に沖縄本島宮古島の間の公海上を北方向へ通過しており、帰港したとみられる。呉氏は訓練について、「装備の性能を確認し、部隊の任務遂行能力の向上を目指すものだ」と説明。そのうえで「空母は『引きこもりのオタク』ではなく、遠洋航海が平時の常態だ」と訴えた。

 一方、米海軍は4日、フィリピン海を航行したイージス駆逐艦「マスティン」が遼寧を監視する様子をウェブサイトで公開。9日には空母「セオドア・ルーズベルト」などの空母打撃群が南シナ海で演習を行ったと発表するなど、中国の海洋進出を強く牽制(けんせい)する動きを見せた。

 呉氏は米軍の動きについて…

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