「オッパ」「沼落ち」扱います 斬新なNHK韓国語講座

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中野晃
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 K―POPや韓流ドラマなど多様な韓国文化コンテンツを楽しむ「韓活」を応援したい。そんなねらいで帝塚山学院大学大阪府堺市)の古田富建教授(韓国文化)が講師を務め、NHKラジオで4月から始まった講座が人気だ。SNSでは好評価の書き込みが相次ぎ、4月、5月号のテキストは異例の増刷が決まった。新たな韓国語学習のあり方を目指したという古田先生に話を聞いた。

 ――4月から開講した「ステップアップ ハングル講座」が評判です。ツイッターでも「推し(好きなスターの応援)に使える文章がでてきて超楽しかった」「韓流オタ活したい向きにめっちゃ役立つと思う」など反応がユニークです。

 「韓国語を学びたいという若い世代は言葉よりも先に、K―POPはもちろん、食べ物やメイク、文房具、雑貨などあらゆる韓国文化コンテンツに接しています。スマホで写真を撮って『ばえる』ことが重要視されますが、韓国発のコンテンツはデザイン性に富んで『ばえる』ものが多く、おしゃれで素敵な文化として消費しているのです。そうした学習者の目線にあわせ、若い世代が知っている、見ているものから幅を広げ、言葉や文化に親しんで欲しいと構成しました」

 ――韓国語を学ぶ動機も変化しているのですか。

 「日本の外国語学習は文法や単語をこつこつと積み上げて技法を習得するのが先で、文化理解はその後という建て付けになっています。本来は文化を知る手段であるはずの言語が目的化しているとの違和感がありました。ただ、韓国語の学習者の多くは事情が異なります。K―POPファンをはじめ、若い女性の多くが『オッパ(お兄ちゃん)呼び』や『ペン活(ファン活動)』など韓国語の交じった造語を日常で使っています。BTSなど自分が好きなスターの『推し』のために言葉を学びたいという学習者も多いはずです」

 ――新講座は最初の章のテー…

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