「テレワークはなじみません」中小企業経営者が語る本音

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編集委員・中島隆
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 中小企業でテレワークが進んでいません。なぜ出来ないのでしょうか、しないのでしょうか。関西のものづくりの現場を訪ね、経営者たちの声を拾いました。

 町工場や倉庫がつらなる大阪府大東市。山田製作所は従業員20人足らずの板金加工メーカーだ。

 4月下旬、午前8時に全社員による工場内の清掃が始まった。機械、手すりなどを念入りに拭いていく。

 その後、いつまでに誰が何をするのかを書いた「工程管理板」の前に全員が集まった。マスクをする、しないはバラバラ。山田茂会長は着けているが、弟の雅之社長はしていなかった。

 マスク着用の判断は個人に任されている。工場の中は広く、換気もされているからだ。マスクが邪魔になって作業がおろそかになりかねない場面があることも理由だという。

 経営理念の唱和で始まる朝礼があり、全員のかけ声で終了。ものづくりの作業がスタートした。コロナ禍以前と工場の様子を比べると、大きく違うのはマスク姿だけだ。

 茂会長は「うちにテレワークは、なじみません」と話す。

 まず、通勤で新型コロナウイ…

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