ダメ出し拒絶しロングセラーに 「わたしのワンピース」

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聞き手・田中陽子

拡大する写真・図版「わたしのワンピース」(こぐま社) 

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 ウサギの「わたし」が着る白いワンピースが、花畑に行くと花模様に、雨が降ると水玉模様にと次々と変わっていく「わたしのワンピース」。半世紀にわたり、子どもに愛されるロングセラーですが、当初、出版社からはダメ出しされたといいます。「はっきり拒絶した」という作者の西巻茅子さんにお話を聞きました。

「わたしのワンピース」(こぐま社、1969年、累計185万部) 

主人公のウサギ「わたし」の着る白いワンピースが、花畑に行くと花の模様に、雨が降って水玉模様に、次々変わっていく。小鳥の模様になったワンピースとともに、空へ飛んでいくと……。

主人公が「わたし」になったのは

 ――「わたしのワンピース」が生まれた経緯を教えてください。

 もう50年以上も前のことです。スケッチブックにいたずら描きをしていました。絵本をつくるとき、いつもそうしながら考えるんです。

拡大する写真・図版にしまき・かやこ 1939年、東京都生まれ。東京芸術大学工芸科卒。67年「ボタンのくに」で絵本デビュー。ほかの作品に「はけたよ はけたよ」「あいうえおはよう」など。

 主人公になったのは、少し前まで飼っていたウサギでした。お祭りで買ったのですが、1年も経たずに死んでしまって。そのころウサギの絵を雑誌などにも描いていました。

 私は子どもの頃から、いたず…

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