長引く重い倦怠感 診断難しい「ME/CFS」

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三上元

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 重い倦怠(けんたい)感が長期間続き日常生活に支障を来す――。そんな病態は古くから報告があり、国内でも1990年代以降、本格的に研究されてきた。だが原因の特定や治療法の確立には至っていない。新型コロナウイルス感染後に発症が疑われる症例も出ている。

 大阪府の田中野乃子さん(31)は2014年の冬にインフルエンザに感染後、倦怠感と全身の痛み、不眠が続く。インフルから回復後に販売店の仕事に復帰したが、体に力が入らずふらつく。疲労感で食事をとれない。頭にもやがかかったようで集中できない。がんを経験した父や母に相談すると「今は休むとき」と声をかけてくれた。

 内科、脳神経外科内分泌科、心療内科……。退職してあらゆる診療科をまわったが、検査で異常はない。インターネットで症状を打ち込み、診てもらえそうな医療機関を探した。15年にナカトミファティーグケアクリニック(大阪市)を受診。中富康仁院長は、症状の特徴から「筋痛性脳脊髄(せきずい)炎・慢性疲労症候群(ME/CFS)」と診断した。

■日常生活に支障も 治療法確…

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