「コロナのクソ野郎に」限界のライブハウス界 新展開も

有料会員記事

定塚遼
[PR]

 「地獄」「世の中から否定された思い」。新型コロナの感染拡大で、ライブハウスが危機にひんして1年余り。大打撃を受けながらも、借金をしてなんとか命脈をつないできたが、いよいよ限界が近づき、閉店を迫られる店も増えてきた。尾崎豊らが巣立った名門ライブハウスが閉店を決めたほか、各地で閉店が相次ぐ。また、取材を進めると、配信の持つ可能性や、地方のライブハウスが抱える固有の問題も浮かび上がってきた。(定塚遼)

写真・図版
ライブハウス「渋谷ルイードK2」で4月におこなわれた松田樹利亜のライブ。店は4月末で閉店した

尾崎豊ら巣立った名店が閉店

 「なんとかコロナに負けないようにと頑張ってきたのですが、コロナのクソ野郎に負けてしまいました」。悔しさのにじむ文章とともに、4月いっぱいでの閉店を発表したのは、東京・渋谷のライブハウス「渋谷ルイードK2」。

 1972年に新宿店を創業して以来、尾崎豊佐野元春山下久美子が演奏してきた若手ミュージシャンの登竜門。インディーズ文化の発信地とされてきた「ルイード」系列のライブハウスだ。

写真・図版
「渋谷ルイードK2」でのライブ

「世の中から完全に否定された」

 だが、昨年に新宿、池袋の店…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。