「マスク着けて」客に言いづらい 助言に一役買ったのは

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釆沢嘉高
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 客に「マスクを着けて」とは言いづらい――。新型コロナウイルス感染対策を求められている飲食店から、そんな声が相次ぐ。気分を害さずに、協力を促すいい方法はないか。あるプロフェッショナルが東京都のアドバイザーとして一役買って出た。

 「自分だって気持ちよく酔っているときに『小声で』と言われたら『別にいいだろ』って気分になる」

 東京都新宿区内の40代の居酒屋店長の男性は、客に感染対策を促す難しさをそう語る。大声になった客がいても、周囲の別の客が気にしていない様子なら目をつぶることも。「本当は声かけしなければと思うが、水を差す形。やんわり伝えられるコツを模索中です」

客への注意喚起 小池知事「堂々と」

 飲食の場を「急所」とみる都は飲食店ごとに店長ら感染対策の責任者を「コロナ対策リーダー」として登録してもらう仕組みを3月下旬にスタートさせた。リーダーの登録が営業時短の協力金を申請する際の条件でもあり、すでに10万人超が登録している。ネット上で研修動画を視聴してテストに合格すれば、修了マーク付きのステッカーを店頭に掲げてもらう。

 リーダーに期待される大きな役割の一つが来店客への注意喚起だ。

 小池百合子知事は「堂々とやっていただきたい」と発破をかける。だが、お金を払う側に「堂々と」注意するのは実際にはなかなか難しい。

 都が悩める飲食店のアドバイ…

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