「ひきこもった時間を価値に」経験者がオンライン相談

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松尾由紀
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 自らもひきこもった経験がある20~30歳代の男女4人が、ひきこもりの当事者やその家族の悩みを聞くオンライン相談を始めた。コロナ禍でオンラインでの会話が普及する中、「家から出られない人にこそ必要な形」と利用を呼びかける。

拡大する写真・図版オンラインで打ち合わせをする「ぽーとぴあ」の相談員とスタッフたち=「ぽーとぴあ」提供

 グループは「ぽーとぴあ」。英語で港を意味するポートと仲間のピアをつなげた造語だ。大阪府の4人のひきこもり経験者が相談員を務め、高井逸史・大阪経済大教授(リハビリテーション科学)や当事者の母らがスタッフとして協力して2月末に活動を始めた。

同じように苦しむ人に会いたかった

 立ち上げの中心となったのは、デイケア職員の中谷信哉さん(31)。中学時代から8年間のひきこもり生活の間、自分と同じ状況の人とつながるすべを思いつかなかった。「支援の専門家はどこか信用できないイメージで、会いたいと思えなかった。同じ立場で、同じように苦しんでいる人なら会いたかった」

 数年前にひきこもり支援の民…

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