会見拒否の大坂なおみに罰金、4大大会出場停止の可能性

ロンドン=遠田寛生
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 テニスの4大大会主催者(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)は30日、共同声明を出し、この日の全仏オープンの記者会見を拒否した大坂なおみ日清食品)に対し、全仏の主催者が大会規定に違反するとして1万5千ドル(約165万円)の罰金を科したと発表した。試合後に決定し、発表した。

 声明によると、全仏の主催者は会見に出るよう促し、彼女の精神状態を確認したい意向を示した。4大大会側からサポートも申し出たという。だが、話し合いは受け入れられず「大坂なおみは義務づけられた行事を行わなかった。そこで1万5千ドルの罰金を科した」と説明している。

 今後も繰り返し拒み続けた場合は違反行為として、大会からの出場停止や、さらなる罰金や4大大会への出場に関する罰則が発生する可能性があるとしている。

 大坂はこの日、女子シングルス1回戦に出場。世界63位のパトリシア・ティグ(ルーマニア)を6―4、7―6で下した。ただ試合後はコート上のインタビューに応じたものの、会見には現れなかった。

 全仏を含め4大大会では、記者会見は義務づけられた行事の一つで、拒否した場合は1回につき最大2万ドル(約220万円)の罰金が科せられる可能性があった。

 大坂は27日に自身のツイッターで大会中は記者会見に応じない意向を表明。「アスリートの心の健康状態が無視されていると感じていた。自分を疑うような人の前には出たくない」などとコメントしていた。(ロンドン=遠田寛生)