戦闘から救い、コロナ対策も #コロナを生きる言葉集

新型コロナウイルス

エルサレム=高野遼
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戦闘から命を救いながら、コロナ対策もするのは経験がない

(清田〈せいた〉明宏・UNRWA保健局長)

#コロナを生きる言葉集

 イスラエル軍との軍事衝突が起きたパレスチナのガザ地区。長く難民支援に携わってきた国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)保健局長の清田(せいた)明宏さんは、避難所で感染爆発が起きることを危惧する。

 連日の空爆を受け、さらなる戦況悪化を恐れた人々が、安全を求めてUNRWAの学校に続々と避難した。その数は19日時点で、5万人を超えた。支援関係者も空爆のもとでは活動がままならず、避難所には支援の手が届ききっていない。

 ガザでは4月、過去最多の感染者数を記録したばかり。しかし、空爆から逃げ惑う人々には、感染対策まで考える余裕はない。

 「避難所を発端とした感染爆発だけは避けたい。対策を怠ると大変なことになる」と心配する清田さん。避難所では、マスクの配布や症状がある人への検査と隔離、重症者の病院搬送、職員や避難者へのワクチン接種などの態勢をつくることを計画している。

 「戦闘をしている場合ではなく、ワクチンを早く打たなければいけない」。清田さんはそう警鐘を鳴らした。(エルサレム=高野遼)

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 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。

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