首都の感染者1/30に急減 インド、「第3波」懸念も

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ニューデリー=奈良部健
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 新型コロナウイルスの感染爆発に見舞われたインドで、感染者数が急激に減っている。デリー首都圏政府は5月31日、4月中旬から6週間続いた首都ニューデリーの外出禁止令の緩和に踏み切った。

 「人々の努力で、状況は急速に改善した」。同政府のケジリワル首相は、4月19日から続いた外出禁止令を段階的に緩和する方針を発表した。まず工場や建設現場での作業を再開する。他の州でも、店舗やモールを時間を限定して開き始める。

 外出禁止中は、食料や薬の買い物などを除く外出が制限され、店舗や事務所は閉鎖した。外出時にマスクを着用しないと罰金を科されるなど、厳しい措置が取られた。経済的な打撃は大きく、都市部の出稼ぎ労働者たちの多くが生活の糧をなくして帰郷した。

 首都の1日あたりの感染者数は4月下旬のピーク時の約2万8千人から、30分の1の約900人に減っている。インド全土でも、5月上旬には1日の感染者数が40万人を超えたが、3週間で約15万人に減った。当初、深刻だった都市部での感染が農村部に広がり、各地でも外出を制限。南部タミルナドゥ州や北東部など一部地域を除き、減少をみせている。ただ、在留邦人の約8割は5月末までに帰国する見通しだという。

 ピーク時には、全土で病床や…

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