5年伸ばした髪「役立てて」 小児がん克服、女児の誓い

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北村哲朗
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 小児がんを乗り越えた広島市の小学6年の女児が、退院から5年間伸ばし続けてきた髪を切った。病気やけがで髪を失った子どもたちにウィッグ(かつら)を贈る活動に役立ててもらうためだ。

 広島市西区の坂井慧和(けいな)さん(11)は5月30日、家族と一緒に広島県三原市の美容室にいた。同市内に住む祖母の行きつけの美容室だ。身長148センチ。腰の下まで伸びた長い髪にはさみが入れられる。しばらくすると、50センチを超す髪の束が九つできた。

 坂井さんは6年前の秋、小学校入学半年前に小児がんの一つ、悪性リンパ腫を発症して、年末に入院。抗がん剤治療が始まると髪の毛がどんどん抜けていった。小学1年の5月に退院したが、しばらくは帽子をかぶったりバンダナを巻いたりして学校へ通った。ヘアドネーション(髪の寄付)の活動をニュースで知ったのは小学3年のときだ。そのころには生えていた髪を伸ばそうと心に誓った。

 髪の寄付には長さ31センチ…

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