町議らを起訴、副町長は罰金刑 福岡の職員採用汚職

加治隼人
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 福岡県みやこ町の職員採用試験をめぐる汚職事件で、福岡地検小倉支部は31日、町議の上田重光容疑者(72)=みやこ町=をあっせん収賄罪で、会社員原口国文容疑者(67)=同=を贈賄罪で福岡地裁小倉支部に起訴し、発表した。地検はいずれも認否を明らかにしていない。

 起訴状によると、上田容疑者は2019年の町職員採用試験の最終面接で、原口容疑者の息子を合格させるための町幹部への働きかけを依頼され、同年11月18日ごろ、見返りに原口容疑者らから現金200万円を受け取ったとされる。

 また、小倉区検は31日、三隅忠・元副町長(62)=同、書類送検後に辞職=を地方公務員法違反罪(受験情報提供の禁止)で略式起訴した。小倉簡裁は罰金50万円の略式命令を出し、即日納付された。起訴状によると、三隅元副町長は19年11月18~24日ごろ、上田容疑者の働きかけを受け、最終面接の質問内容を漏らしたとされる。

 一方地検は、原口容疑者とともに現金を渡したとして贈賄容疑で逮捕された土木建設会社の男性社長(73)と原口容疑者の妻(61)については処分保留で釈放した。

 町議会事務局によると、上田容疑者は31日付で議員辞職した。(加治隼人)