人口700人弱の村がとった作戦 若年層もスピード接種

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永沼仁
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 高齢者だけでなく20代以上も対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が、山梨県小菅村で進んでいる。3日にも、希望者への1回目の接種が終わる見込みで、人口700人弱という小さな村の強みを存分に発揮した。

 村がとったのは、村営診療所での集団接種のみ。26日午後、100歳の杉田すえ子さんは、娘のかつ子さん(72)と一緒に接種を受けた。「打ててよかった」。経過観察をするプレハブで、かつ子さんは笑顔をみせた。

 しばらくして、山仕事をしている加藤寛治さん(63)が来た。「普通なら後回しになる年齢。小さい村ならでは」。建設業の木下朋也さん(36)も「見通しが立たない人がたくさんいる中、ありがたい」。

 この日の接種者は48人。うち、65歳未満は20人にのぼった。

 村で接種が始まったのは5月17日。週4回(1日4時間)、40~50人に打つ。65歳以上の高齢者が優先だが、学生を除いた20代以上にも接種が進む。

 ワクチンはファイザー社製で、4月の最終週、各自治体に1箱ずつ割り当てられたものだ。約500人が2回接種できるため、村内に約320人いる高齢者を差し引き余った分を、64歳以下にも打つことにした。

 まず取り組んだのが、約350ある全世帯への調査だった。

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