弘前の感染拡大「まつり中の人流増が影響」 専門家検証

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林義則、吉備彩日
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 青森県は31日、今春開催された弘前さくらまつり期間に人の流れが増え、感染者数増加に影響したとする検証結果をまとめ、発表した。検証を担い、記者会見した県感染症対策コーディネーターを務める専門家は、イベントの開催について「今年は人の流れの増加につながるようなイベントは中止が望ましい」と強調した。

 弘前大病院の萱場広之・感染制御センター長と大西基喜医師、防衛医科大の加来浩器教授が、県内外の人の移動状況や地域ごとの新規感染数の分析をもとに検証した。

 弘前保健所管内で判明した1週間ごとの新たな感染系統は、まつりの会場となった弘前公園のサクラが満開となった期間から10日前後で、右肩上がりに増加した。

 国が立ち上げた地域経済分析サイト「V―RESAS」のデータでは、準まつり期間に入った4月17日ごろから首都圏や北海道、宮城県など県外から弘前保健所管内への移動人口(2019年の同期比)が増加。JR弘前駅の県外からの滞在人口は、4月第4週に19年比で53%増加していたという。

 萱場氏らは、まつり期間に「同時多発的に、たくさんの方が分からない感染源から感染した」との認識を示し、「今回の弘前地区での大きな流行は、まつり期間の人の流入による可能性が高い」と結論づけた。

 萱場氏は会見で「現場は非常…

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