史上最年少のパラ女子競泳代表、14歳の山田選手
宮坂知樹
東京パラリンピック競泳の日本代表に、新潟県の阿賀野市立京ケ瀬中3年の山田美幸選手(14)=WS新潟所属=が内定した。日本パラ水連によると、1960年のパラリンピック開始以来、競泳女子日本代表としては最年少。30日には激励会があり、「実力を100%以上出して、誰よりも楽しんで泳ぎたい」と意気込んだ。
山田選手の種目は、女子50メートルと100メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)。3月にあった日本パラ水泳選手権大会で派遣標準記録を突破し、5月24日に代表に内定した。山田選手は生まれつき両腕がなく、両足にも障害がある。運動機能の障害として2番目に重いクラスに振り分けられている。
激励会は新潟市の西海岸公園市営プールであり、県水泳連盟と新潟水泳協会から激励金を贈られた後、50メートル背泳ぎを披露して会場を沸かせた。
「世界トップレベルの選手と泳げるのが楽しみ」と目を輝かせた。自己新記録での金メダルが目標だ。(宮坂知樹)