医師の姫路市長、私用で70人会食に同席 ホテルで飲酒

滝川直広
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 兵庫県姫路市の清元秀泰市長(57)が4月11日、約70人が参加した広島県三原市のホテルでの会食に私用で同席していたことがわかった。当時は姫路市を含む県内14市町の飲食店に午後9時までの時短営業要請が出されるなどし、市も不要不急の外出や会食の自粛を呼びかけていた。医師でもある清元市長は30日に会見し、「軽率だった」と陳謝した。

 清元市長によると、同年齢の特に親しい友人である海運会社(同市)の社長から新造船進水の祝賀の場であいさつを頼まれた。11日の午前中は公務があったので一度断ったが、「遅れてもいいから」と再度頼まれ、断れなかったという。

往復のタクシー代、会社が払う

 往復の移動は会社が用意したタクシーに乗車。片道だけでも運賃を支払おうとしたが、受け取ってもらえなかったと説明した。

 会食の有無は事前に確認しなかったとし、清元市長は「祝辞だけだと思っていた」と釈明した。会場には開会直後の午後2時ごろ到着、自身の祝辞を終えた同4時前までいたという。

 席は6人掛けの円卓で、個々の席の間には仕切りが置かれていたという。昼食はタクシー内で済ませていたので会食の食事には手をつけず、アルコールは鏡割りの升酒とビールを少し口にした程度だと述べた。

 清元市長は「到着してみたら会食だったので、正直びっくりした。主賓だったので、きびすを返して帰ることもできなかった。もっと吟味して行動すべきだった」と反省の弁を述べた。(滝川直広)

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